ぽろっぽの日記

人生、読書、健康、つれづれ。ー日々感じたことを言葉と写真で表現したいー

読書メモーpha『しないことリスト』ーゆっくり自分のペースでやっていこうー

世の中やらなきゃいけないことでありふれている。

人によってはやらなきゃいけないことがあるからこそ、日々の生活に張り合いを感じている人もいるかもしれない。しかし、やらなやきゃいけないことで日々の生活が窮屈になってしまっている人は結構多いのではないか。ちなみに僕は後者である。仕事や世間の価値観であれをしなければいけないというのが多すぎて、どこか肩に力が入って窮屈になっている自分がいる。

 

やらなきゃいけないという一種の脅迫観念みたいなものに囚われ、日々の生活に窮屈さを感じている人に対して、読書メモーpha『しないことリスト』は世間でやらなきゃいけないと思われることは、必ずしもやならくてもいいと言い、具体例を一個一個丁寧に出しながら解説している。特に以下2つの彼の提唱する、「しないことリスト」が僕の印象に残った。

・元気でいつづけない

ずっと途切れなく活発に活動していると、疲れたり無理が溜まったりして潰れてしまうから、定期的かつ強制的に休む時期があるのが良い。

 

・だるさを無視しない

だるさを単なる怠惰な気持ちとして無視するんじゃなくて、もっとだるさに敏感になったほうがいい。(中略)だるさというのは、ちょっと休養したり方向転換したりしたほうがいい、という体からのシグナルなのだと思うようにしよう。

 

世間の価値観だと、元気でいつづける、だるさは気力の問題であり、あまり取り合わない方が良いというの一般的だ。しかし、よくよく考えてみると体力や気力の量は人それぞれだ。身体が大きい人、小さい人など、人それぞれによってどうしても越えられない個人差があるように、体力や気力も個人差がある。みんなが同じ仕事や作業をしていても、元気でいつづけられる人や疲れやすい人がいる。だから、世間の元気でいつづけられる、だるさに取り合わないというのは、体力や気力のある人が言えるわけであって、それらを持ち合わせていない人は中々難しいことだ。

 

僕も一時期、元気でいつづけようとしたことがある。平日の仕事でいっぱいいっぱいだったのに、Facebookを見ると休日も自分の趣味に没頭している人たちがいて、休日もしっかり充実しているように見えた。僕もそうならなければいけないような気がして、休日に自分の身体にムチ打って、趣味の自転車に明け暮れようとした。

 

でもやっぱり無理だった。体力や気力がないのに無理をしてたから、かえって反動がきてしまい、土日も充実させようしてから半年後には、今度は逆に土日に寝込んでいる自分がいた。人は人、自分は自分であり、この時、僕は自分のペースで休日を送ることの大切さを学んだ。

 

phaさんの本を読んで、あーやっぱり自分だけじゃないんだなと、共感を覚え、自分のペースで日々を過ごせばいいのだと自信を持つことが出来た。

無理に元気でいつづけなくていい。

何もできない時は何もしくていい

だるい時は素直にだるいと感じて、ゆっくりするといい。

 

思うに世間の価値観というのは強者の価値観なり、弱者が強者に対する憧れが含まれたりする。だから万人に通用する価値観ではない。自分に合ってないと思う価値観は、無理して受け入れたり合わせたりする必要はない。

 

ゆっくり自分のペースでやっていけばいいのだ。