今年はイマイチな年だった。でも自分の身体に目を向けた年だった。
今年は体調不良の年だった。
趣味の自転車をやる元気もなく、出掛けるのが少ない年となった。
でも新型コロナの流行があったので、どちらにしろあまり出掛けることは出来なかっただろう。
そもそも体調不良の大きなきっかけとなったのは、今年の3月に精神的にひどい落ち込みがあって、精神科に行ったら双極性障害(Ⅱ型)と診断されたことから始まる。
ちなみに僕は仕事で何か大きなストレスを抱えていたわけではない。
あれ、何かおかしいなと思ったら、気付いたら仕事に行けなくなっていた。
でもこの1年自分の体調を観察すると、僕は仕事そのものがあまり身体に合わないらしい。
つまりストレスに過度に反応しすぎるみたいだ。
思い返してみると、大学卒業して間もない頃の新社会人からかなり無理はしていた。
平日は自分なりに一生懸命仕事をしていたが、休日は使い物にならなくなった機械のように布団の中でずっと過ごしていたことが何回もあった。
かつての僕は平日は無理してなんとか仕事して休日はぐったりするという生活でなんとか乗り切っていた。
そして今の僕はかつての僕のように無理がきかなくなっただけ。
身体の声に従わざるを得なくなっただけ。
それだけなんだと思う。
医者の話によると、僕のこの双極性障害は体質的な話なので、長く付き合わなければならないこと。
つまり、治療は自分の身体を受け入れることから始まる。
自分はこの身体で定年まで働き続けられるのだろうか。
家族を養うことが出来るのだろうか。
色々な不安がある。
でも、しょうがない。
自分に与えられた身体でやっていくしかない。
それが個性というものだろう。
不安なりに自分の頭で考えて、何が自分にとってベストな選択肢なのか一つずつ選んでいく。
仕事や趣味、色々なことに自分はバリバリやっていくことが出来ないかもしれない。
それでも自分の出来ること、好きなことを見つけて、それを丁寧にやっていこうと思う。
今年は仕事も趣味もイマイチな年だった。
でも自分の身体に目を向けた年だった。
来年は自分の身体に合わせて、仕事や趣味を調整していきたいと思う。
伊豆の海岸で撮影。細々でいいから自分の好きなことを続けていきたい。