読書メモー宮元啓一『わかる仏教史』ー
宮元啓一『わかる仏教史』を読んでいる
まだ途中しか読んでないけど、忘れないうちに今日読んだことをざっとメモする。
◆仏教の開祖
ゴーダマ・ブッダ
ゴーダマ家に生まれ、釈迦族という部族に属していた。ブッダとは目覚めた人という意味
◆原始仏教においての仏教の目的
・ブッダ(目覚めた人)になる
悟りを開くってことですかね。
◆目覚めた人ブッダになるには
智慧を得るには中道
・快楽や苦行などの両極端に走るのではなく、どちらにも偏らない中道になることが重要。それによって智恵を得ることができる。事実を事実として観察できるようになる。
◆仏教における事実(真実)とは
4つの真実、仏教で言う四聖諦(ししょうたい)がある。
以下4つの真実を上げると
(1)苦聖諦
この世は苦しみに満ち溢れている
(2)苦集聖諦
苦があるのは、それを生ずる原因がある。その根源をたどると根本的生存欲(食欲、性欲、名声欲などでしょうか?)にほかならない
(3)苦滅聖諦
苦の根源的な原因である根本的生存欲を絶てば、苦を滅するのは真実
(4)苦滅道聖諦
苦を滅する道があるというのは真実。その道とは苦楽を離れた中道で、具体的には八正道という修行法がある。
ざっとこんな感じでまとめてみた。初期の仏教はお葬式の決まりとか、お経を読むとかしてなかったようだ。教義はだいぶシンプルな印象を受ける。僕なりに解釈すると、仏教においては、心を落ち着けて、つまり中道になって、真実を見ようとする姿勢が大事だという風に解釈した。仏教ではこの真実(四聖諦)をこんな感じで言っている。
・この世は苦しみである。
・そして苦しみには原因がある。
・この苦しみの原因を絶てば苦しみがなくなる。
・苦しみをなくす方法がある。それには八正道という具体的な修行方法がある。
とにかくこの世は苦しみであるというスーパーネガティブな視点から仏教はスタートしている。でも絶望からスタートする分、なぜか救われる気持ちになれる。
仏教は興味深い宗教だ。そしてインドで始まった仏教がどのように日本に伝来するのか、それも興味深い。これから読み進めて、日本の仏教を知っていきたいと思う。