いつの間にか今日は良い一日になっていた
パっとしない一日でも
さえない一日でも
夜の静かなコンビニで
常連のお客さんと店員が笑顔で話している
「今日はコロッケでもどうですか」
「おっ、いいね」「じゃ、それも一つ」
そんな会話が僕の気持ちを和ませる
僕はカフェオレを買って寒い外にでると、オリオン座が南の空に昇ろうとしていた
シリウスはひときわ輝いていた
星を見て僕の気持ちはまた和む
車に入って音楽をかけながらカフェオレを一口飲む
いつの間にか今日は良い一日になっていた