あくまでも僕にとって自然な姿で立つことが重要なんだ
僕らは先のこと先のことを考えて行動する
そうするように幼い頃から教育されてきた
だからこそ僕らの生活は便利になった
電車が時間通りに走る
食べたい物は食べたい時に食べられる
先の事を考える
どうすれば自分にとって得なのか
でも先のことばかり考えすぎて、今目の前にあることが見えなくなったような気もする
小さい頃のようにただただ夢中になることが減ってしまったような気がする
もしかしたら自分だけの問題ではないかもしれない
閉塞感に包まれた社会状況の影響で、先の事を考えるから不安になる
今の自分に自信がなくなる
だから目の前にあることに集中できない
いつも不安が頭の中にちらついている
僕らは変化を求められている
目の前のことに安住することは許されない
目の前の楽しいことは全力で楽しむ
簡単なようで難しい
気持ちの切り替えが不器用な僕にとっては
今の僕に必要なのは、鷹揚な気持ちでいられるしなやかなタフさだ
悠然といられる立ち姿だ
無理に胸張って吠えたてる必要はない
じっと耐えに耐えてかがんで我慢する必要もない
少し背中を丸めてもいいから、自然と立っていられるような感じでいい
あくまでも僕にとって自然な姿で立つことが重要なんだ