ぽろっぽの日記

人生、読書、健康、つれづれ。ー日々感じたことを言葉と写真で表現したいー

色々な文化が入り混じっているからこそ沖縄は楽しい 沖縄上陸4日目

こんばんは、ぽろっぽです。

今日は3月10日ですが、この日記は3月9日の内容です。 

 

今日で沖縄に来て4日目です。早いものです。

 

今日は美ら海水族館、座喜味城跡、ハンバーガー屋と行ってきました。

当初は美ら海水族館のみの予定でしたが、沖縄の歴史を知り、城の写真を見たら一目ぼれしてしまい、急遽行くことにしました。

 

僕は沖縄に来るのはかれこれ4回目ですが、沖縄は行けば行くほど楽しめるところです。

 

最初の沖縄のイメージは青い海があるところ

そんなイメージしかありませんでした。

 

しかし、実際い沖縄に行ってみると南国特有の、のんびりした雰囲気、暖かい気候、中国の文化の影響を受けた建築物、米軍基地、アメリカ系のお店など色々な面から楽しめる場所だと知りました。

 

今日は最初に沖縄旅行の定番である美ら海水族館に行きました。

僕は2回目ですが、妻は初めてでしたので、とても感動していました。

 

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美ら海水族館はなんと言ってもこのジンベイザメです

 

次に座喜味城跡に行ってきました。

 

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沖縄では城のことを城(グスク)と言うそうです。

この座喜味城の特徴は門がアーチ状になっていることです。アーチ状にするためにアーチ石の間にくさびが入ってます。

 

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綺麗に石と石の間にくさびが入ってますね。

 

僕はこの城を沖縄のジュニア向け歴史書から知り、写真を見て一目ぼれしました。

今まで城にはそこまで興味がなかったのですが、歴史建造物としてではなく、デザインに惹かれました。

すごくスッキリとして綺麗に納まっている感じがします。

無駄なものがなく、必要以上に権力を誇示している感じがありません。

 

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15世紀の当時の建造物がそのまま残っているところにもロマンを感じます。 

 

座喜味城は15世紀初頭に有力な按司であった護佐丸によって建てられたそうです。

按司とはその地域の支配者のことを指します。お殿様、大名に近いものでしょうか。

 

この護佐丸は悲劇的な死を迎えた一人の人物です。

彼は彼は当時、琉球(沖縄本土)を支配していた尚泰久に忠誠を誓っていたようです。

しかし、琉球の王位を狙っていた按司の阿麻和利が

 

「護佐丸はあなた(尚泰久)に対し、兵馬を訓練して城塞を固め、反逆を企てている」

 

尚泰久に嘘の情報を流します。

 

この嘘の情報を鵜呑みにした尚泰久は阿麻和利に護佐丸討伐を命じます。

 

しかし、護佐丸が武装していたのは、あくまでも阿麻和利を牽制してのことであり、もとより謀反の心はありませんでした。そして護佐丸は自刃してしまいす。

 

おそらく彼は阿麻和利が王位を狙い尚泰久を滅ぼそうとしていることを知っていたので、武装していたのでしょう。

護佐丸は最後まで王位であった尚泰久に忠誠を誓っていたにもかかわらず、その尚泰久の命令により阿麻和利に討伐されるのは悲劇としか言いようがありません。

まるでシェイクスピアの物語に出てきそうな話ですね。

 

しかし、そんな忠誠心があったからこそ、彼は座喜味城のような美しい城が作れたのではないでしょうか。

もし護佐丸に野心があればもっと城は卑しいものになっていたような気がします。

彼の心がそのまま城に表れているような気がします。

 

護佐丸はこの座喜味城のほかに中城城も築城しています。

この中城城は1853年、この地を訪れた米国のペリー艦隊一行も、その築城技術の高さを称賛したとのことです。

今回の旅行では座喜味城跡しか見れなかったので、次回はぜひ中城城跡も見に行きたいと思います。

 

お城見学の次はハンバーガー屋です。

北谷(ちゃたん)にあるゴーディーズというお店に行ってきました。

 

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本場アメリカのようなハンバーガーを楽しめるお店です。

 

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食べてみるとマクドナルドやモスバーガーのようなチェーン店とは違い、手作り感があり、とても美味しいです。

しっかりとした肉の味や食感があり、ハワイで食べたハンバーガーを思い出しました。

ちなみにルートビアもあるのでそれも頼みました。

沖縄に来ると不味いのにルートビアが飲みたくなってしまいます。

 

沖縄は本当に色々な楽しみ方ができます。その理由として、中国、東南アジア、アメリカの影響を強く受けている土地だからだと思います。

 

良くも悪くも、歴史的に様々な国から影響を受けたために、座喜味城のようなお城もあれば、このようなハンバーガー屋もあるのだと思います。

そしてそれらの文化を寛容に受け入れる風土が沖縄にあると思います。

 

さらに沖縄の歴史をさかのぼると、11世紀頃まで沖縄は本土でいう縄文時代のような時代が続いてました。沖縄が弥生文化、つまり農耕文化が広まったのは11世紀末頃からそうです。農耕に必要な道具は11世紀以前から沖縄に伝わっていたのですが、普及しなかったそうです。

農耕文化の普及が本土に比べ遅れたということは、同調性や上下関係も本土より緩い可能性が考えられます。

 

僕は思うのですが、日本人は農耕民族と言われ、同調性や上下関係を重んじる風土があると言われていますが、本当は違うような気がします。

日本人は本来はもっとおおらかで寛容だったのではないでしょうか。

ただ、本土は大陸から渡ってきた中国、朝鮮から来た人と混血を繰り返したこと、また沖縄と異なる気候や地形の関係で、次第に農耕民族になったのだと思います。

神社で言うなら天皇陛下の祖先、天照大神が祀られている伊勢神宮が日本のトップですが、八百万の神々は大国主神が祀られている出雲大社に集まります。

この2つの神社は日本人の祖先を二分しているかのようです。

ここに日本人の性質が大きく2つに分かれ、現在入り混じっているのかもしれません。

 

沖縄に来ることによって日本人とは何か、そんな疑問を考えさせられます。