自分の心にある、子供だなと思う気持ちに耳を傾けることが大事
こんにちは、ぽろっぽです。昨日、会社に退職する意向を伝えてから一日が経ちました。もう、自分の中では前々から決めていたことなので、特に今は悩むこともなく、気持ちは前を向いています。
そもそも、退職する理由は、プライベートの時間の確保という点にあります。最近ではワークライフバランスという言葉もよく耳にするので、僕たちの父親の世代(父は今年60歳)に比べれば、だいぶプライベートの時間も重要視されるようになってきました。しかし、まだまだ会社中心にした生活が根強いのも事実です。
恐らく、今回退職することが会社の先輩、同僚などに伝わると、中には僕の退職に対して批判的な気持ちを抱く人もいるかと思います。特に父親世代の人からはそういう傾向が強いでしょう。お前は我慢が足りない、大人になれ、人に迷惑をかけるな、ど言われるでしょう。事実、仕事中にそういうことを言ってくる人がいました。
実際に僕自身、自分で子供だなぁと思うところはあります。しかし、
この子供だなぁと感じることこそが、世間の価値観とは違う、本来の自分の価値観だと思うのです。
そもそもワークライフバランスという言葉も、モーレツ社員という言葉があった時代には、
何言ってんだコイツ、大人は働いてこそなんぼだろ
そうんな風に受け止められていたと思います。
しかし、実際そんな風に言いながら、実はプライベートも大切にしたい気持ちもあったのではないでしょうか。ただ、世間の価値観はそんな価値観を認める風潮がなかったので、みんな、自分の本心では思っていても、言えなかったのではないでしょうか。
ただ、誰かが最初に批判を受けながらも率先してやり始めて、次第に受け入れられてきたのではないかと思います。
世間の価値観、世間で言う大人とは所詮、そんなもんだと思います。
結局のところ、
大多数の人がどう評価するかが、世間の大人の価値観だと思います。
流行が移り変わるように、価値観も移り変わります。ある程度は世間の価値観に合わせることも生きる上で大切だとは思いますが、自分自身に心底納得して生きるのであれば、今は世間の価値観では子供だと思われるあなたの価値観を大切にすることが必要なのではないでしょうか。
人それぞれ、身長が違ったり、勉強が得意、運動が得意、など個人差があります。価値観にも当然個人差があるわけです。例えば、運動が得意な人がいて、その人は短距離でオリンピックで金メダルを取れるぐらいの才能があるとします。そんな人に、無理やり好きでもない勉強に多くの時間を割いても、その人自身の才能を埋もれさせてしまうだけです。
価値観も同じことが言えるのではないでしょうか。人それぞれの価値観があり、それを伸ばすことで可能性が拓けてくるのではないでしょうか。たしかに社会を円滑に活動させるにはある程度価値観が一緒の方がいいのも事実です。実際、日本が高度経済成長を成し遂げられたのも大多数の人が同じ価値観のもとでいたからこそ、みんな一所懸命に働き、生活を豊かにすることができました。
しかし、時代は成長から成熟社会へと移りつつあります。規制の価値観から、新しい価値観を創造することが求められているのではないでしょうか。
話がだいぶ壮大になりましたが、
「自分の心にある、子供だなと思う気持ちに耳を傾けること」
世間から見たら、あなたは子供だと思われる価値観こそがあなたの個性であり、可能性を秘めていると僕は思います。