ぽろっぽの日記

-心に舞う蛍を追いかけて-

体験と実感は別物なのかもしれない

雨にも色々な表情がある。
僕は生まれて30年にしてそのことを実感した。
雨事態にいろいろな降り方があるという事実は昔から知っていた。
でもそのことに身体の底から感じることは今までなかった。
だから実感という体験はしていなかった。

今年の夏は雨が多い夏で、梅雨が再び日本列島にUターンしたきたみたいだった。
朝起きて、ベランダに面している窓のカーテンを開けるとやっぱり今日も雨だった。
「また今日も雨か」
せっかくの休日なのに、思わずため息をつきかけようとしたとき、
ふと耳に心地よい音が聞こえた。

しとしと
ぽたぽた
ざー

どれも違う音だ。
例えて言うなら滝の傍で水しぶきが上がって、それがまるで霧雨のように振っているような感覚だ。
僕はこの音を言葉で表すことが出来ない。
でもその時の感覚ははっきりと身体に記憶に刻まれている。

その時僕は感じた。
雨にも色々な表情があるんだと。
今まで実際にこの目で色んな雨を見たりしてきたけど、なぜか今日は違う感覚だった。
雨を観察物や対象物として見るのではなく、自分がその雨に入り込んだ感覚とでも言えばいいのだろうか。
僕にはこのことをうまく表現できない。
でもたしかに感じたことだった。
体験と実感は別物なのかもしれない。
その時そうとも感じだ。