ぽろっぽの日記

-心に舞う蛍を追いかけて-

あなたは朝日派?それとも夕日派?

ねぇ、なんでいつも夕日を眺めてるの?

 

僕:さぁ、なんでだろうね

  ただただ、綺麗だからだよ

 

ふ~ん、朝日じゃ駄目なの?

 

僕:そうだな・・

  朝日じゃ駄目だね  

  夕日じゃないとしっくりこないんだ

 

変なの、わたしなら朝日がいいな

 

僕:どうして?

 

だって、これから一日が始まるって感じじゃん

さぁこれからがんばるぞっていう気持ちになるよ

夕日だと「あー一日終わっちゃうっていう感じで寂しいよ」

 

僕:そうだね、確かに寂しいかもしれない

 

でしょー、だからわたしは朝日派

 

僕:なんか新聞社の話してるみたいだね

  でも、僕は夕日派なんだよね

  夕日の独特の憂愁さ、哀愁さとてでもいうのかな

  そうゆうのにすごく共感するんだよ

  寂しかった頃の自分、切なかった頃の自分、嫌いだった自分

  そうゆうのを全部受け入れてくれる気がするんだ

 

ふ~ん、ずいぶんとセンチメンタルなんだね

 

僕:そうなのかな

  うん、でもそうかもしれない

  僕にとって夕日は友人であり、母であるのかもしれない

  大げさかもしれないけど、こんな弱々しい自分を受け入れてくれるっていう

  感覚があるんだ

 

夕日かー、私は朝日が好きだけど、そんな話を聞くと夕日も良いものなのかな

そんな感じがしてくるよ

わたしも夕日と友達になろうかな

 

僕:うん、きっと夕日も喜ぶよ

  夕日はきっと寂しがり屋だから

 

なんていうかさ、この団地の雰囲気も悪くないよね

夕日とマッチしてるっていうのかな

 

僕:そうだね、団地と夕日は相性がいいのかもしれない

  お互いどことなく寂しさと温かさがあるところが共通してるよね

 

うん、うん

その感じわかる

 

僕:きっとこういう時間って大切なんだろうな

 

夕日を見る時間?

 

僕:うん

  仕事とかで忙しいと、中々こうやって外の景色を見る時間がないけど

  そうすることによってぽっかり穴が空いたような感じになるからさ

 

虚しいとは違うのかな?

 

僕:うん、虚しいよりも、もっと深刻かも

  虚しさすら感じなくなって、穴が開いて、空洞になっちゃうんだ

 

ふ~ん、なんか難しいこと言うね

でも今日こうやって夕日を見れて良かったね

 

僕:うん

 

わたし、先に家に帰ってご飯の準備してくるね

ゆっくり夕日とお話してて

 

僕:ありがとう

  もうちょっとしたら僕も戻るね

 

はーい

 

・・・・・僕は彼女が去ってからも飽きることなく夕日を眺めていた

僕はただただ、夕日を見ることで自分の気持ちがおおらかに、自由に、布団に毛布をふわっと掛けるときのように伸びやかになっているのを感じている

自分と夕日が一緒になり、自分が宇宙の一部であることを感じ、ただただそれに身を任せていることに、僕は喜びを感じている

 

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