いつの間にか今日は良い一日になっていた
パっとしない一日でも
さえない一日でも
夜の静かなコンビニで
常連のお客さんと店員が笑顔で話している
「今日はコロッケでもどうですか」
「おっ、いいね」「じゃ、それも一つ」
そんな会話が僕の気持ちを和ませる
僕はカフェオレを買って寒い外にでると、オリオン座が南の空に昇ろうとしていた
シリウスはひときわ輝いていた
星を見て僕の気持ちはまた和む
車に入って音楽をかけながらカフェオレを一口飲む
いつの間にか今日は良い一日になっていた
あなたは今日一日、楽しい日を過ごしました賞
自転車をこいでるときはこぐことを楽しむ
本を読むときは読むことを楽しむ
文章を書くときは書くことを楽しむ
美味しいものを食べる時は食べることを楽しむ
僕はいつの間にか楽しむ事を置いてけぼりにしてしまっていた
僕はいつの間にか「あなたは今日一日、立派なことをしましたで賞」すがるようになっていた
もう一度僕は「あなたは今日一日、楽しい日を過ごしました賞」をもらえるようになりたい
僕はこういう時間が好きだ
嫌なこと、辛いことがあっても
こんな風景を見れれば忘れられる。
もう少し頑張ろうかなという気持ちになれる。
思わず見とれてため息がでる。
僕はこういう時間が好きだ。
クソみたいな夜を過ごした後で、今日は少しだけ何かが見えた気がする。
昨日は仕事が忙しくてクタクタになっていた。
ストレスが溜まると、不規則な生活をしたくなるみたいで昨日は珍しく深夜2時まで起きていた。
しかも寝るまで何してたかと言うと、ひたすらスマホでネットやツイッターなどを見てるだけ。
一言でいうとクソみたいな時間を過ごしていた
こういう夜を過ごすと絶対次の朝は絶望的なだるさと眠気と無気力な過ごし方をする。
だから僕はそうならないために、深夜2時から台所に溜まっていた洗い物をして、歯磨きして、シャワーを浴びた。
なんだかんだ3時になる。
もうすぐ朝だ。
2時から3時までやったこの1時間の作業が僕にとって心を浄化する作業になる感じがした。
例え睡眠時間を1時間減ってもやる価値がある感じがした。
目覚ましは7時半にセットした。
いつもより1時間ほど遅い時間にセットした。
あまり寝坊しても良くない。
1時間ぐらいの寝坊が丁度良い。
それも経験で学んだ。
そして布団に入って寝た。
朝を迎える。
7時半に一度起きる。
でも身体が眠りを求めてまた寝る。
今度は8時に起きた。
今度こそ起きる。
予定より遅く起きたけど、やっぱり朝に起きて正解だ。
寝起きの感じは悪くはない。
いつもの夜更かしのあとの絶望的な感じはない
でもやっぱりまだ気持ちが回復していない。
ストレスでイライラしている感じがある。
だから外にでて好きな本読んだり、本屋で雑誌を立ち読みする。
家に帰ったら窓を全部開けて空気を入れ替える。
そして少し散らかっている部屋は掃除する。
ご飯は外で食べず、家にあるもので、少しでも手を動かして自分で用意する。
珈琲をドリップする。
とにかく些細なことでいいから身体を動かす。
そうすると少し気持ちが落ち着く。
それでもまだ完全にスッキリしていないときはこうやってブログを書いて、自分のモヤモヤした気持ちを綴ってみる。
僕のブログのスタイルもだいぶ確立してきた。
決して人を楽しませる文章や、ためになる文章ではないかもしれない。
でも自分にとってこの場所は自分の気持ちを整理する場所になってる。
もうすぐ200記事に書いていけばいくほど、自分なりの文章の性格がハッキリしてくる。
スタイルが出来上がってくる。
ブログでどう表現したいかが見えてくる。
これは書き続けたからわかってきたことだ。
最初は書いても気持ちがスッキリしないこともたくさんあった。
他人の目線で書いていたからだ。
自然体で書いていなかったからだ。
そう、自然体で書けるようになってきたんだと思う。
自分の気持ちを素直に表現できるようになってきたんだと思う。
僕は僕なりのやり方でブログを続けていこうと思う。
クソみたいな夜を過ごした後で、今日は少しだけ何かが見えた気がする。
あくまでも僕にとって自然な姿で立つことが重要なんだ
僕らは先のこと先のことを考えて行動する
そうするように幼い頃から教育されてきた
だからこそ僕らの生活は便利になった
電車が時間通りに走る
食べたい物は食べたい時に食べられる
先の事を考える
どうすれば自分にとって得なのか
でも先のことばかり考えすぎて、今目の前にあることが見えなくなったような気もする
小さい頃のようにただただ夢中になることが減ってしまったような気がする
もしかしたら自分だけの問題ではないかもしれない
閉塞感に包まれた社会状況の影響で、先の事を考えるから不安になる
今の自分に自信がなくなる
だから目の前にあることに集中できない
いつも不安が頭の中にちらついている
僕らは変化を求められている
目の前のことに安住することは許されない
目の前の楽しいことは全力で楽しむ
簡単なようで難しい
気持ちの切り替えが不器用な僕にとっては
今の僕に必要なのは、鷹揚な気持ちでいられるしなやかなタフさだ
悠然といられる立ち姿だ
無理に胸張って吠えたてる必要はない
じっと耐えに耐えてかがんで我慢する必要もない
少し背中を丸めてもいいから、自然と立っていられるような感じでいい
あくまでも僕にとって自然な姿で立つことが重要なんだ